居酒屋アルバイトの考えていること
こんにちは、ありすです。
ありすは複数のアルバイトを掛け持ちしていますが、特に最近の稼ぎの中心は居酒屋バイトです。
田舎の時給は低い。たったの時給950円で8時間半、ホワイト企業の仮面をかぶった圧倒的ブラック職場です。
ありすは仕事ができるほうかというと、やる気になればやるんだけど基本出来ないと思われるでしょう。やる気になりませんよ、これ。
昨日、すごく早く終わらせて早く上がりましたが、てきぱきと仕事をしようとすると、後輩に言われました、「やっちゃいますか?」って。
「あと5分しないとタイムカード切れないのに、今それやったらやることなくなりますよ」
確かにそうだなぁ、と。だらだらやった方がお金もらえるんだよなぁ、って。
仕事ができるようになれば時給は上がるよ、といわれて入ったこのアルバイト先。
ホールの仕事を覚え、飲み物を作れるようになり、納品・発注を覚え、キッチンの仕事も覚えさせられ、日々の売り上げを気にし、仕込みから締め作業までやる気を出しても、やる気がない人も、同じ時給なのですよ。
バイトリーダーと呼ばれる人たちも、研修期間が終わった平バイトも、全員一緒。
そりゃあ、早く仕事する必要ないだろ、って思っちゃいますよね。
そんな職場で長く働いきつつ、あるとき家庭教師も始めてみました。
生徒の成績が上がったので、ボーナス(といっても千円程度ですが)をもらいました。
成果を評価される重要性に気づきました。
うれしかったんです。もっとやってやろう、と思いました。
生徒の成績を、もっともっと上げるために、教える1時間をどう有効活用するか、どうやって宿題を出したら勉強が少しでも楽しく、習慣づけられるか・・・
すごく、毎回考えながら教えていますし、それが苦ではありません。
これが幸いしてか、最近では受け持つ生徒を増やしていただいたりしています。
こういうところなんじゃないのかなぁ。日本がダメなところは。
たかが居酒屋、飲食店、運営している側の社員も、ただ惰性で働いて、アルバイトはただ時間をつぶして金をもらう。
対して教育現場では、教えるだけで成果が得られたかどうかに関係なく、残業も多く、やりがいにかこつけて教員の給料は少ないですよね。
そして多少の頭がある大学生が、その教育現場から置いてけぼりにされてしまった生徒の親から、またお金をむしり取ってるんだろうな。
家庭教師は熱を入れて教えていますが、今学校でやっていることを全く理解できていない子がたくさんいる現実、理解させられない教師、理解させてもさせなくても一律の給料・・・全員の視点から満足いく結果にするのはすごく大変だと思うのですが、それでも、なにか、改善しないとこの社会はダメになっていってしまうだろう、と。
そんなことを考えながら、今日も酒の肴を作って950円もらったり、
中学生に教科書のことを教えながら1800円もらったり。